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知識 カテゴリー: 朝の国:王朝実録 |
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- 説明: 右議政のソヌ・ミョンドクが先王の廟号について申し上げた。 「先王がかつて『私は功徳を積んでいないので、百年後にも謀王と呼ばれれば十分だ』と仰せられました。 先王の崇高な徳は謙虚であるほど輝くものであり、仁の字を用いて廟号を奉るのが実情に合っているかと存じます。」 しかし、左議政のチャン・デスンはこう申し上げた。 「先王は文徳で教化し、武徳で乱を平定されましたので、その大きな功績と偉大な業績は言葉にできないものであり、 国の基盤を永遠に固め、今日までその美しさが続いております。よって、英の字を用いて廟号を奉るのが妥当かと存じます。」 これに対し、王はこう言った。 「寡人は英の字が良いと思う。この字で廟号を奉るように。」 ソヌ・ミョンドクたちが何度も訴えたが、廟号は英宗に決定された。 チャン・デスンたちが英宗が正しいからと、仁宗を主張した者たちを処罰するようにと上表した。 すると王は怒りながら、「多くの人の意見を聞いて私が直接決めたのに、どうして大臣たちを処罰するのか。」と言った。 これにより、チャン・デスンたちが集団で辞職した。 景福宮の玉堂 | |