ID: 3565
<鮮血を浴びた> エレカントス
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カテゴリー: エレカン一族
- 説明 :
エレカンと呼ばれている果てしない冬の山のサウニール族は本来、他の地域のサウニールと大して変わらない、いたって平凡な種族だった。しかし、7番目の魔女エレテアに選ばれてから、エレカンは彼女が殺したドラゴンの力の一部を譲り受け、実際に彼らが望んでいた強大な力を手に入れた。どうしてエレテアが彼らにドラゴンの力を伝授したのかはこれまで明らかにされていない。だが、一つだけ確かなことは彼女が彼らに対し「エレカン」という名前を付け、彼女の迷宮を守らせたということである。しかしエレテアが死んだあと、エレカンの鱗はまるで副作用を起こしたかのように、留まることなくどこまでも成長し続けた。このような理由で、彼らの能力は今や「ドラゴンの呪い」という不名誉な名で呼ばれている。実際に彼らは生きている間、乱雑に育つ鱗を手入れしなければならないのだが、もしもそれを怠った場合は、鱗に埋もれて無残な死を遂げることになるという。
多くの学者は彼らの呪いが、かつて無念の死を遂げたある乱暴なドラゴンの血のせいだと話す。その影響を受けたエレカンは、より巨大な体を手に入れた代わりに、全身を焼き付ける鱗を生涯にわたって取り除きながら生きていく運命となったのだ。
<鮮血を浴びた> エレカントス
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